臨床矯正学の習得には、診断学を含め、治療技術の習得、加齢に伴う成長発育や老化の影響による咬合の変化、治療後の長期咬合の観察、他科との関わりなどのさまざまな知識と技術が要求されます。また、治療後の咬合の安定性の評価なしに治療成績を評価することができないから多くの臨床経験を必要としています。したがって、短期間での修得が難しく、知識と技術を少しずつ積み上げ、新しい時代に呼応した臨床歯科矯正学を臨床の応用し、実践していく必要があります。本研修会では各自の到達目標に合わせて基礎知識、診断能力、治療技術を少しずつ身に付けていけるようにステップ・アップ方式を採用し、ノリッジ・スキルアップできるようにプログラムしています。
また、IT革命に伴い歯科界にもデジタル化の波が押し寄せ、この流れを無視することはできません。講義、宿題、症例報告などをデジタルカメラ、メール、PCを多用し、今日のIT時代にあった講義内容の実践に務め、IT関連、特にデジタルカメラの使用方法、フォトショップによるレタッチ(画像処理)、InDesignによるDTP作業、パワーポイントによるプレゼンテイションなどを通してパソコンの応用技術の理解、能力を一層高めて頂きます。
このような意味で短期間での臨床矯正学のマスターは、望めないことも同時に是非認識して頂きたいと思います。
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